リワークとは?
「リワーク」という言葉を聞いたことはありますか?
リワークとは、うつ病や適応障害などで休職している人が会社に復職するために必要な体力や、コミュニケーションスキル、ストレス対処法などを学ぶところです。
リワークでは、生活リズムや対人の感覚を取り戻したり改善したりするので、休職後いきなり会社に復職する人よりもリワークに通所してから復職した人の方が再休職率が低いというデータもあり、復職のためのリハビリ施設と表現されることもあります。
リワークとの出会い
わたしはプロフィールにも書きましたが、会社を休職していました。
適応障害になり、しばらく休養することになったからです。
しばらくすると、体は元気になりました。しかし、心も回復したのかどうかよくわからないまま悶々と過ごす日々が続いていました。
そんな中、主治医の先生に「リワークに行ってみたら」と言われました。
わたしはリワークに通うことで、自由気ままな休職生活ではなくなってしまうのが正直イヤでした笑。
しかし、自分が再び働き始めることに不安もあったので、文字通り「リハビリ」としてリワークに通うことにしました。
リワークの一日
わたしがお世話になったリワークでは、朝礼やラジオ体操から一日が始まります。
曜日ごとにプログラムが決まっており、午前中に1つプログラムをこなしてからお昼休み。
そして午後も1つプログラムをこなした後、簡単な掃除・夕礼をして1日が終わります。
例えるなら学校のような感じです。
リワーク通所後の変化
このリワークとの出会いによって、わたしはだいぶ考え方が変わりました。
自分の考え方のクセに気づくことができたり、もやもやした気持ちを解消する方法を学んだり、休職前の自分に戻るというよりも、休職前の自分よりパワーアップできた感じがしています。
適応障害になって休職したことを当時は「良くない出来事」だと思っていましたが、休職したことでリワークに通い、様々なことを学んだり経験できて、結果パワーアップできたのであれば、休職は「良くない出来事」と言い切れないのではないか?
こう思えるようになったことも、ひとつの変化だと思っています。
ちなみに、このブログのタイトル「人間万事塞翁が馬」は元々好きな言葉だったのですが、リワークに通ったことで出来事に絶対的な意味づけなんてできないということを身をもって実感しました。
迷っているならリワークの見学を
大袈裟でなく、リワークはわたしの人生にとても大きな影響を与えたと思っています。
現在休職している方やリワークに興味を持っている方は、まずはリワークを見学しに行ってはいかがでしょうか?
見学をしたからと言ってリワークに通わなければいけない、ということはもちろんありませんので、ご安心ください。
まとめ
リワークをざっくり一言で表すなら、「休職者が復職するための練習をする学校のようなところ」だと思います。
リワークに通うことで、以前の自分よりもたくましい自分になり、再休職を防止できます。
わたしは対人関係で自分はどんなことが苦手なのか、どんな風に思いがちなのか、など自分の考え方のクセを知ることで自己主張が前よりできるようになりました。
復職に不安があったり、休職中の毎日を悶々と過ごしている方は、一度リワークを見学しに行ってみてはいかがでしょうか。
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